Last Update 04/12/31

※ アルファベット順。アマゾンで売っている物にはアソシエイトかましてます♪


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★ ABSTRACT TRUTH・・・・・「SILVER TREES」 (70')  
南アフリカのバンド、ABSTRACT TRUTHが70年に発表したファースト・アルバム。 アフロともプログレ・サイケともジャズ・ロックとも一概には言えない折衷具合ですが、70年作とは思えない奇跡的なバランス感覚を誇っています。 フルートやオルガンをフューチャーしたサウンドは完成度が高く、複雑な展開もさらりとこなしています。


★ ACAMA・・・・・「TIBETAN TEMPLE BELLS」 (99')  → amazon
デスロックK氏に無料で頂いたチベットのシンギングボウルのみの一枚。 これは下手なドローン音響を聴くよりよっぽど音響的に面白いです。 酩酊状態で聴いていた際、チベット高僧達が物々しい機材とサウンドシステムをせっせと用意して、チベタンベルのドローンをモニタから放出している映像が見えました。


★ ALEMAYEHU ESHETE・・・・・「ETHIOPIQUES Vol.9」 (01')  → amazon
V.A.、ETHIOPIQUESのVol.9は、エチオピアのゴッド・ファーザー・オブ・ファンクのベスト盤です。 シリーズでも特にお気に入りの一枚で、ハチロクで強烈にファンクしてしまう音楽の押しの強さと、最初は拒絶反応を起こしつつも、クセになってしまう独特のコブシ廻しが日本人向きだと。 シビレます。


★ ALICE DONUT・・・・・「MULE」 (90')  → amazon
どんなジャンルであれ(精神的に)“PUNK的”要素が無い音には興味の持てない私ですが、その根幹にあるレーベルの一つがALTERNATIVE TENTALESです。 ATでは異色のグランジ的要素が強いバンドですが、その捩れフレーズ具合はやはりAT! イース〇ンユースやオリジ〇ルラブの方々に上手〜くパクられてます。


★ ALMENDRA・・・・・「ALMENDRA」 (69')  
アルゼンチン・ロック屈指のサイケ・バンド。 アルバム「ALMENDRA」、EP「TEMA DE POTOTO」、「HERMANO PERRO」を収録した編集盤。リリカルな弾き語りに、ヘヴィなサイケ・ナンバー、絶妙なコーラス・ワーク、ユルユルなフルートなど、めまぐるしく展開しつつも一貫してアシッドかつメランコリーな全体像。ジャケもグレイト。


★ ALVIN CURRAN・・・・・「CANTI ILLUMINATI」 (82')  
イーノとライリーの中間をいくような、自然音、汽笛等のフィールド音に始まり、倍音唱法、機械持続音がひたすらミックスされて行き、密やかながら静かな高揚感のあるサイケデリアを醸し出します。 これに感化されて同じような内容のDJをやったことがありますが、フロアの4分の3の人が寝るという予想以上の結果が。


★ ANTON BRUHIN・・・・・「MAULTROMMELMUSIK」 (99')
70年代にテープ機材を駆使して珍奇な作品を残した、スイスの奇才ダダ音響作家の作品。とは言っても、変態電子音アルバムではありません。全編口琴の音が溢れた口琴オリエンテッド音源。巻上公一さんとの活動でも有名ですね。様々な口琴の音色に溢れ、自国の民謡の演奏や電気口琴まで、聴き所満載音源。


★ AREA・・・・・「CRAC!」 (75')  → amazon
初期AREAの代表作というより70'sイタリア・プログレの名作です。リマスター盤でA面の3曲を聴き、精度と完成度を実感しました。アヴァンギャルドかつ攻撃的な鉄人ジャズロックの中をデメトリオの特異唱法を通過したヴォーカリゼーションが自在に曝れ廻る様は、時を越えて尚衝撃を与えてくれます。


★ ANTHONY BRAXTON・・・・・「SOLO (KOLN)」 (78')  → amazon
超有名鉄人アルト奏者の作品です。 フリーインプロヴィゼーションの代名詞とも言える彼のアルトサックス一本のソロが最初から最後までぶっ通しで聴けます。 凡百のフリー奏者との差というか、感情を瞬時に音に変換して出力する技術の差を見せ付けてくれる逸品です。 音を通して奏者像が浮かび上がってくる音楽。


★ BABA ZULA & MAD PROFESSOR・・・・・「UC OYUNDAN ONYEDI MUZIK」 (03')  → amazon
良識派ワールドファンには徹底的に嫌われる類の音楽ですが、私はこういう姿勢大好きです。伝統的なトルコ音楽をアヴァンに演奏する彼等が、今作ではDUB博士号MAD PROFESSORにDUBミックスを依頼。まさに現時点ではこの音ここだけ、の音です。流行ものというだけで拒否してしまうのはもったいないです。


★ BADAWI・・・・・「JERUSALEM UNDER FIRE」 (97')  → amazon
こちらも私の最も好きなジャンルである民俗&ダブな赴の名盤。TZADIK等から音源を出している太鼓奏者ラズ・メシナイの変名バダウィーの作品です。『Soldier of Midian』も民俗ダブの素晴らしい名盤ですが、過渡期といえるこの作品の方が好みのベースラインが多く、敢えてこちらをお薦めします。


★ BASS DADDY・・・・・「BOOMIN' BASS」 (92')  → amazon
所謂マイアミベースの音源ですが、特有の“下半身丸出しのイケイケ感”より“シャブ打ち過ぎてイケイケ”なコワイモノ無シ感を感じる素敵な一枚。808キック潰しな極ベースが堪能出来る上に、場末の中古屋で10円(もしくは無料コーナーとか)で売ってたりするお買い得盤なので、見つけたら即買いしましょう。2曲目は秀逸也。


★ BLACK LEATHER JESUS・・・・・「ANTI-LA VEY」 (03')
テキサス・ハーシュ・ノイズの大御所らしいです。 とあるレコード屋さんで無理矢理店員さんに薦められました。 テキサスだからって訳では無いと思うのですが、他のハーシュ物よりズバ抜けて乾いた暴力性があります。日本物とはまるで異質のウェスタン・ハーシュ。しかしこっち系はハンド・メイド・ケースが多いですね・・・。


★ BRIAN RITCHIE・・・・・「SHAKUHACHI CLUB NYC」 (04'))  → amazon
VIOLENT FEMMESのベーシスト、BRIAN RITCHIEが何故か尺八に挑戦。しかも民俗楽器隊を多数従えての大所帯ライヴ録音。インプロでスピリチュアルに盛り上げるナンバーでは尺八が非常に活きていますが、スウィングするジャジーなナンバーでは、その異形さに思わず笑みがこぼれます。でもそういう音が好きなんだ私は。


★ BRIGHTER DEATH NOW・・・・・「INNERWAR」 (96')  → amazon
北欧デス・インダストリアル総本山“コールド・ミート・インダストリー”総師ロジャー・カーマニック率いるB.D.N.のアルバム。 インダストリアル・ミュージックからの流れを自然に引き継いだ分厚いエレクトロスノイズはどこまでも終末の映像だけをひた映し出してくれます。


★ BROKEN BELLS vs 伝助・・・・・「BROKEN BELLS BREAKS vol.1」 (02')
DJ BROKEN BELLSとロスアプソン店長伝助(YAMA)のフリージャズ・ブレイク盤です。 ベースヘヴィなフリージャズを切り刻みながらも、不知火レーベル独特の“和”を深く滲み出している作風です。 基本は勿論ヒップホップですが、例えば灰野敬二を聴いている時のような、圧倒的不穏さとスピリチュアルな感覚に溢れています。


★ BROTHER AH & THE SOUNDS OF AWARENESS・・・・・「KEY TO NOWHERE」 (83')  → amazon
元Sun Ra Arkestraのメンバーによる再発3枚目。エキゾ要素をスピリチュアルなジャズに混入しトライバルな世界を作り上げています。ALICE KOLTRANEばりのハープ、カリンバが爪弾かれるトラックが印象的。Voトラックの1、4、6も素晴らしい。トライバル・ジャズ好きには勿論、ブリストル系を愛する方にもお勧めしたい逸品。


★ BROTHER JT・・・・・「COME ON DOWN」 (97')  → amazon
著名ノイズレーベルDRUNKEN FISHからのリリースですが、ノイズではありません。 トレモロ〜フランジャー系の音を駆使したゆらゆらラリポップです。 一番ラリっていた頃のビートルズに、更に10倍の紙と茸を与えポップ・ソングを作らせたらこういう風になるかもしれません。 ラリポップ名音盤。 →オフィシャル


★ BRUCE HAACK・・・・・「ELECTRIC LUCIFER BOOK 2」 (78')  → amazon
60'sより活躍するストレンジ・オールド・テクノ医師の名盤です。 聴く前は勝手に、昔の電子音という事でジャーマン・エレクトロ系のドローン物を想像していましたが、正反対でした。 ヴォコーダー&ピコピコシンセ全開のモンド・テクノ・サウンドです。 これわなんといふ楽しさか。 オフィシャルサイトではMP3多数試聴出来ます。


★ CHRIS CUTLER & FRED FRITH・・・・・「2 GENTLEMEN IN VERONA」 (99')  → amazon
ヘンリー・カウ解散後も、世間とは関係無い場所でクリス・カトラーとフレッド・フリスは実験を繰り返しています。今作は様々なコラボレーションを経て辿り着いた彼等のライヴ盤。交響楽からジャズ、ブルース、ダブ、電子音響までジャンルを跨いでいく。圧倒的情報量を丁寧にインプロ処理し、楽曲を紡ぐ様はまさに圧巻です。


★ CHROME・・・・・「HALF MACHINE LIP MOVES / ALIEN SOUNDTRACKS」 (78')  → amazon
ジャンクサイケパンク超有名盤。 クラウト&パンクな独特世界に加え、質感的にSUICIDEと近いインダストリーな退廃感も感じますが、ジャンキー度がまるで違うのです。 マシーナリーな世界観に共感はしていたが、電子機材をメインに使う事は頑なにしなかった彼等。 それがこの異様な高揚感を生んだのでしょう。


★ COMBUSTIBLE EDISON・・・・・「THE IMPOSSIBLE WORLD」 (98')  → amazon
キャリア10年の大御所暗黒変則モンド・ラウンジ・バンドのアルバムです。ラウンジ・コーナーで見かけますが、毒だらけで全然ナゴめません。ジャジーでありモンドであり確かに御洒落な音ですが、プログレ調な展開や捩れた毒も含みます。このバンドがSUB POPからってのも何やら不気味ですね。 →オフィシャル


★ COSA NOSTRA・・・・・「SQUEEZE IT TIGHT」 (04')  → amazon
メキシコのレアファンクバンドの2枚のアルバムからまとめた編集盤。 日本の同盟バンドとは関係ありません。 トラック自体が激烈にファンキーなのは勿論なんですが、コーラスやふてぶてしいヴォーカルは終始叫び通しています。DONNY HATHAWAY「THE GHETTO」のカヴァーを始め、数曲のカヴァーを含む必殺ファンクパンク盤。


★ 怖(COA)・・・・・「SEA URCHIN CHARACTER」 (02')  → amazon
怖(COA)の最新作です。 無邪気な天然の暗黒さが、或る部分極みに達したような高揚感があります。 ゴシック〜ドゥ―ム〜ブラックメタル〜ノイズ〜エレクトロニカ〜ポストロック系まで、とにかく色々な層の方に幅広く聴いてもらいたい名盤です。 こちらで一部試聴が出来るようです。ライヴも素晴らしい!


★ CRASH WORSHIP・・・・・「ASESINOS」 (93')  → amazon
恐ろしや。93年の時点で既にトライバルであり、アブストラクトであり、ダブであり、尚且つ今で言うブレイクコアの原型みたいな事もやっちゃっています。 ROIRレーベル内の紹介を見ると87〜89年の音源中心(?)らしく、それを91〜92年に再エディットしたようですね・・・更に驚きです。


★ CURLEW・・・・・「BEE」 (95')  → amazon
曲名を見た時点である種音的な予想を付け、購入したのですが、100%期待通りの音でした。ザッパ的なシニカルさやアヴァンギャルドさを持ったプログレ・ジャズ・ロック・バンドです。チェロも含め全てのアンサンブルが終始わかりやすい攻撃姿勢を損なわないのも素晴らしいです。


★ THE DEAD C・・・・・「TRAPDOOR FUCKING EXIT」 (95')  → amazon
シューゲイザー系のフィードバック・ポップとは正反対の美意識で、ハーシュなノイズポップをやっています。 87年から活動開始の現役です。 まだ生きてるなんて信じられません。 この作品の時点で、完全に打ち過ぎで戻れなくなっているのが良くわかります。 注射器刺さりまくり&丸出し下半身な名盤。


★ DADAWAH・・・・・「PEACE & LOVE」 (98')  → amazon
70'sのアルバム2枚からの編集盤(?) NYAHBINGHIの代表のように書かれる事多いですが、とんでもない。音の配備が練り尽くされてます。短調一直線なベースに加え、全体のリヴァーヴが並のダブ以上に深く、音響的な広がりが素晴らしいです。ファンカデリックやサン・ラ等に通ずる黒い宇宙観をこの人からも感じます。


★ DEAD MEADOW・・・・・「HOWLS FROM THE HILLS」 (01')  → amazon
13TH FLOOR ELEVATORSとT.REXとELECTRIC WIZARDが合体したような異様なサイケデリック・ストーナー・ロック。 狙い過ぎな汚い古臭い音質に執拗なリフの繰り返し、それなのに暗黒一辺倒でなく、どこかポップでグラマラスな印象も持ってしまうという、不思議なラリ逸品。 →オフィシャル。


★ DIGA RHYTHM BAND・・・・・「DIGA」 (76')  → amazon
GREATFUL DEADのMICKY HEARTをプロデューサーにして作られたパーカッション軍団の一代絵巻。 RHYTHM DEVILSに比べると、ヴァイヴやマリンバ、ギターも入っており、全体的に聴き易いです。 ヴァイヴの音がタブラやコンガ、ジャンベと共鳴し、只管気持ち良い逸品。 ジャケも素晴らしい。


★ DMS・・・・・「DMS」 (01')  → amazon
ARBORVITAE RECORDSより。電子音とドラムの2人組。既聴感の無い感じを引き出すプログラミング/シーケンスの妙。アナログベース音とジャジーなリズムの組み合わせが面白い一枚です。こういった異物感大好きです。ライヴ音源も凄まじい事になってました。同名のHIPHOP野郎共とは一切関係ありませんYo^


★ DUB SYNDICATE・・・・・「STRIKE THE BALANCE」 (85')  → amazon
ON-U系でも特に好きな一枚。ROOTS RADICSのSTYLE SCOTTとADRIAN SHERWOODとのコラボレート。分厚い低音の上にチャントやシタール、数々の打楽器をも含め、第三国音楽要素が巧みに鏤められた脱出困難スペーシーダブ。カバー曲のうたものも秀逸。


★ EAST NEW YORK ENSEMBLE DE JAZZ・・・・・「AT THE HELM」 (74')  → amazon
スミソニアン協会が設立したFOLKWAYレーベルから1974年に発表された作品がリイシュー。BILAL ABDURAHMANを中心にブルックリンで結成されたバンドですが、エスノ、オリエンタル的要素を含み、トルコ、イスラエル、北アフリカ、韓国を経由したトライバル・サウンドは一般的なブラックジャズのイメージを払拭させてくれます。


★ 8 EYED SPY・・・・・「LIVE」 (92')  → amazon
No Waveの気狂い唄姫、Lydia Lunch(今でも異様な艶・)がVoを取る 8 EYED SPYのライヴ盤です。オリジナルアルバムよりも更に生っぽい楽器類とスピードアップした楽曲がカッコイイ。NO WAVEなJAZZ PUNK系の中でも特にお薦めです。すっとんきょうな唄声と猪突猛進な演奏は聴きモノ。


★ FLAT EARTH SOCIETY・・・・・「LARF」 (01')
ベルギー産。X-LEGGED SALLYのPETER VERMEERSCHの新しい楽団の生録音盤。 無国籍祝祭系ジャズ・ブラス・プログレッシヴという感じで、複数の詩朗読者とテンションの高い演奏が絡まり、演劇、舞台風の匂いもかなり強いです。 ライヴはこんな感じで、とても賑やかそうです。


★ GODZIK PINK ・・・・・「ES EM EKEL EM」 (00')  → amazon
DEERHOOFやXIU XIU等のおかげですっかり人気レーベルとなった 5 Rue Christine からの2000年作。 音はNO WAVE JAZZと言った所ですが、ただのユルいだけの物とは全く別物。 聴き手の空気を一瞬で変える緊張感があります。 実は物凄い音楽マニア集団のような気がします。 ギリギリの整合が確信犯的。


★ GORGOROTH ・・・・・「UNDER THE SIGN OF HELL」 (97')  → amazon
やたらとカオティックな音で有名なノルウェーのブラックメタルバンド。よく言われるスネアの音は、一体どんなセットなんでしょうか・・・まるで爆竹の炸裂音ですね。カオティックよりのポストコアっぽく感じられる部分もありますね。なんかライヴ中に女吊るしたり動物殺したり大量の血液ブチまけたりして、警察に捕まったらしいです(?)


★ 裸のラリーズ・・・・・「LIVE 77'」 (91')
友人に持ち逃げされた、思い出のアルバムです。 裸のラリーズはサイケデリックと書かれている事が多いですが、草っぽさというより完全にシャブの覚醒感です。 初期のストゥージズのような、反復されるビートとギターのフィードバック、そこから滲み出るスピード感。 だけど決して熱くならず、寧ろ冷たさが増していくのです。


★ HAROLD MCKINNEY ・・・・・「VOICES AND RHYTHMS OF THE CREATIVE PROFILE」(74')  → amazon
デトロイトの70年代ブラック・ジャズ・レーベル、トライブに所属し、フィル・ラネリンの作品などに参加したキーボーディストのレア盤再発。トライバルにスウィング、グルーヴするアフロ・ファンクを中心に、ムーグが掻き鳴らされたり、混声コーラスがブチ込まれたりと、物凄いエネルギーが渦巻く内容。ジャケットも素晴らしい。


★ HASIDIC NEW WAVE・・・・・「KABALOGY」(99')  → amazon
個人的にDAVID FIUCZYNSKIの変態中近東ギターが一番ハマっているのがこのユニットだと思います。ハシディックな思想を根に持ち、音の根底にもクレズマーがありますが、FRANK LONDON(Tp)とGREG WALL(As)のNEW ENGLAND出身の2人のJAZZ魂とFIUCZYNSKIの変態性が合わさり、唯一無二の音になってます。


★ HAWD GANKSTUH RAPPUH EMCEES・・・・・「2HYPE 2WYPE」(01')  → amazon
ジャケそのままのウンコ音であり、『バカ』の一言ですませたい所ですが、この突き抜け方はやはり只事では無いです。一歩間違えたらマイアミベースか、というほどの突き抜けたビートにベースライン、そこに加わるラップがまたシニカルかつバカで最高です。このバカさ加減クセになります。WORDSOUNDの中でも特筆すべき最低盤。


★ 早坂紗知・・・・・「MINGA」 (03')  → amazon
TZADIKから出た早坂紗知(AS)率いるMINGAのアルバムです。ヤヒロトモヒロと大儀見元という、手練パーカッショニストを二人も使ったリズムは豊潤かつ多国籍。しかしビートが跳ねれば跳ねるほど、バンドは暗黒方向へ進んでいくんです。マイナーフレーズの反復は強烈な高揚感と閉塞感を同時に与えてくれます。


★ ICARUS・・・・・「FIJAKA」 (99')  → amazon
Drum'n Bassの隠れた名盤。 アートコア〜ドリルン〜エレクトロニカまでを繋ぐ懐の深さと、素晴らしく繊細な音作りが独特です。 余分な音を削ぎ落とした骨っぽいシンプルな全体像ですが、細かいシーケンスで組まれたドラムパターンと深いベースの落とし方、そして全体を漂うマイナー感が、どこまでも暗黒です。


★ JACK DANGERS・・・・・「HELLO FRIENDS」 (01')  → amazon
MEAT BEAT MANIFESTOで新たなブレイク道を切り開いたJACK DANGERSのソロアルバム。TINO'S BREAKSというコンピレーションをシリーズで出していますが、その中から選りすぐったトラックをMIX!無論暗黒ダブブレイク集なのですが、さすがに切れ味や煙っぽさが凡百のものとは違います。


★ JUD JUD・・・・・「THE DEMOS」 (89')
元ASSUCKのメンバー(?)と噂の2人組が放った89年ハードコアNo.1の珍奇7ep盤。 2人組の楽器無しバンド。 声ハードコア。 SxE風ジャケだけでも笑えますが、曲もこちらのサイトで全曲試聴出来るので、最近笑っていない方は是非どうぞ。 たまーに凝った声フィルインとかあって、そこがまた爆笑です。


★ JUDITH REN-LAY・・・・・「OUT OF NOWHERE」 (02')  → amazon
KNITTING FACTORYから放たれた異色の女性ヴォイス・パフォーマーの作品。 一貫してアヴァンギャルドな質感ですが、楽器隊もフリーキーで自由気侭なヴォイスに自然に絡んでいて、相当な変態である事を匂わせます。 ビーフハートのバックバンド出身者がいるということで、それも頷けますが・・・。


★ 工藤礼子・・・・・「夜の稲」 (01')
80'sから活躍している工藤礼子のソロ作です。 私も“天皇/NOISE”で知ったクチですが、ここでの淡々とした中に見える美しい狂気は、以前より遥かに巨大です。 シンプルな演奏に際立つ唄は澄み切っていて、同時にとても官能的。 ちなみに今作もバックは、工藤冬里のマヘル・シャラル・ハッシュ・バズです。


★ KEN VALISKY・・・・・「SPECIES COMPATABILITY」 (93')  → amazon
KNITTING FACTORYのギタリストKEN VALITSKYの作品。変態フュージョン畑から浚って来たメンツを従え、フリージャズ、ハードコア、ブルース、ヒップホップ等が極端な転調と共になんの脈略も無く襲い掛かってきます。パットン風味ですな。アヴァンギャルドフュージョンの中でも特筆もんの変態ぶり。


★ KOBY ISRAELITE・・・・・「DANCE OF THE IDIOTS」 (03')  → amazon
TZADIKからの変態クレズマー作品。 在英イスラエル人KOBYさん中心のユニットらしいです(?) Mr.バングルやネイキッド・シティに影響を受けているらしく、意味不明の転調や、急なデスメタル化など(^^)変態度はかなりの物です。2バス&メタルギター・クレズマー・・・。アマゾン・ドイツで試聴どうぞ。


★ KUKL・・・・・「THE EYE」 (84')  → amazon
久しぶりに聴いて余りにも素晴らしかったので加えました。 Bjork のキャリアのスタートであり、もっともアヴァンギャルドな活動だったであろうKUKLのアルバム(レーベルがCRASS!) ポスト・ハードコアやフリー・ジャズも経由したその音楽は現在でも充分に通用するものです。 Bjork の存在感はこの頃から凄まじいものがあります。


★ LABRADFORD・・・・・「A STABLE REFERENCE」 (94')  → amazon
KRANKYレーベルの重鎮のセカンド(?)アルバム。電子音というより、楽器に分厚く空間係エフェクトをかけた状態で暗黒ドローンを貫き通しています。リズムゼロの真性デス・アンビエント空間。極稀に入るミニマルなベースラインと、消え入るような歌が、更なる闇へと聴き手を誘います。


★ LAZARPERRY・・・・・「ORIENTAL DUB ACOUSTIC」 (02')  → amazon
ヴァイオリン、アコーディオン、ウッドベース、パーカッションという4人組による、第三国アコースティック・ダブ世界。 ありそうで無かった肌触りの音楽で、ACOUSTIC DUB MESSENGERSとも一線を画す泥臭さに溢れています。 特に中東風の怪しげな展開はこのバンドの持ち味で、アコースティックなのにダブ処理までばっちりです。


★ 巻上公一・・・・・「クチノハ」 (95')  → amazon
ヒカシューのライヴも迫ってまいりましたが・・・巻上さんの名盤紹介です。 日本最高のヴォイスパフォーマー(というか芸術家)の全編エフェクト・エディット一切無しの、完全即興独演盤。人間の声とは思えない瞬間に何度も遭遇します。ヴォイス・パーカッションとかやってるイカシたストリート兄さんに聴かせたい一枚。


★ MARBLE SHEEP meets ○△□・・・・・「MARBLE SHEEP meets ○△□」 (03')  → amazon
キャプテン・トリップの首領バンド、MARBLE SHEEPと、自分も何度か参加させて頂いた元村八分のカントさん率いる即興暗黒祝祭集団○△□の合体音源です。意思を持った個々の音を考えずに受け入れるべし。あっという間に異空間遊園可能です。MUSIC MAGAZINE誌での行川氏のレビューも御参考にどうぞ・・・。


★ MARCOS SUZANO・・・・・「FLASH」 (00')  → amazon
パンディロ奏者の第一人者の音源。神業的な捌きで日本でも有名人ですが、このアルバムでは技術よりも音像を表す事に重きを置いています。70'sマイルスやムンベ、ブレイクと、伝統的奏法を自然に融合させていて、凡百の職業作家とは一線を画す世界観を作り上げています。 こちらで数曲試聴出来ます。


★ MARTIN REV・・・・・「SEE ME RIDIN'」 (94')  → amazon
おなじみSUICIDEの片割れのソロです。 これまで、何枚もソロアルバムを出している彼ですが、その中でも最もユルいアルバムがこれです。 やたらと陽気で平和な鼻歌なのですが、トラックはアナログシンセや民俗楽器が忙しく鳴りまくり、ある意味とても恐ろしい世界観となっています・・・。


★ MANASSEH & THE EQUALIZER・・・・・「STEP LIKE PEPPER」 (03')  → amazon
80年代からサウンドシステムをプロデュースし、ダブ/レゲエ界隈でのリリースを続けてきたNICK MANASSEHと、JAREMY THE EQUALIZERとのタッグ音源です。 うたものからナイアビンギなものまで深いダブ処理とポップなアレンジな曲がバランス良く収められています。 大アゲ決曲「SKENGA」も入ってます。


★ M.I.A.・・・・・「LOST BOYS」 (01')  → amazon
ALTERNATIVE TENTALESから80'sラスベガスHCレジェンドのディスコグラフィ盤。ATから想起出来る変態音ではなく、リアルメロディックとスケートスラッシュ的音が合わさった感じの乾いた音です。音選び最高。時代と共にスタイルもCLASH的になったり、NW化したりしていますが、どのスタイルでも無茶苦茶カッコイイので許せます。


★ MICK HARRIS & JAMES PLOTKIN・・・・・「COLLAPSE」 (01')  → amazon
ブラックメタル、ゴシック、グラインドコア等、少なからず暗黒面を有するジャンルの出身者がエレクトロニクスに辿り着くと、次なる暗黒面の放出方法としてダークアンビエント方面に向う事が多いのですが、そういった道を切り開いていった先駆者の一人が、ミック・ハリスでしょう。ユルグ・ブットゲライトの映画が好きな人は必聴です。


★ MIGALA・・・・・「ARDE」 (01')  → amazon
う〜ん素敵ですね。 ジョイ・ディヴィジョン的不穏さが、現代のポスト・ロック感覚で紡ぎ出されています。 そして乗る唄がまた、沈みまくったNICK CAVEという感じで、なんとも渋暗くて良いです。 ドス黒い沈鬱曲がメインですが、ノイズ風味を散らした曲が上手い具合に配置され飽きさせません。 →オフィシャル。


 
★ 猛毒・・・・・「これで終わりだと思ったら大間違いだ!!」 (92')  → amazon
猛毒のキャリアにおけるサージェントペパーズ〜とも言える傑作。 内容は言わずもがなです。 「猛毒の国語・算数・理科・社会」、「寄席若竹の奇蹟」と合わせ、1年で3枚ものアルバムを出した92年はまさに彼等の全盛期でした。 中古で3万で売ってたり、300円で売ってたりします。 定番の1曲どうぞ → 「はたらくくるま」


★ MOST・・・・・「MOST」 (02')  → amazon
PHEWの度パンク・ユニットです。 山本久土、茶谷雅之、西村雄介、山本精一という物凄いメンツによる、アーントサリーよりずっとストレートで破壊的なバンドです。 横浜のSTUPID BABIES GO MADを彷彿させる馬鹿デカイ音の暴走PUNK'N ROLLに、PHEWのVoが乗るだけで唯一無二。 こちらで数曲試聴出来ます。


★ MONTY ALEXANDER・・・・・「YARD MOVEMENT」 (96')  → amazon
60年代から活躍するジャマイカ出身のピアニストによるレゲエをテーマにしたジャズの名盤です。「Exodus」のフリーキーなカバーなども素晴らしいのですが、オリジナル曲の「Love Notes」が白眉です。これまたジャマイカ出身の著名ギタリスト、アーネスト・ラングリンのコリコリしたギターも心地良く、文句なしの名レゲエ・ジャズ盤です。


★ MUSLIMGAUZE・・・・・「LO FI INDIA ABUSE」 (99')  → amazon
政治的活動と音源制作を併行していたエスノ系エレクトロ・ユニット。 イスラエルがレバノンを侵略した82年にデビュー以後、膨大な量の音源を発表しています(詳しくはこちらのディスコグラフィを参照下さい) 冷酷に羅列された中東系太鼓を中心とした楽器類が、無茶苦茶に引き裂かれDUB処理された独特の音像。


★ NEOTROPIC・・・・・「MR. BRUBAKER'S STRAWBERRY ALARM CLOCK」 (98')  → amazon
WORDSOUND関連でも特に好きな一枚。当然のように暗黒ブレイクですが、表面だけじゃなく、意識を覚醒させるようなネタ使い(現代音楽やエクスペリメンタル方面からの租借多し)、変拍子も混ぜたビートの追求も深いです。 アングラブレイクを愛する方、日本の不知火等の音が好きな方とか、お薦めです。


★ ORCHESTRA NUMBER ONE・・・・・「NO.1 DE NO.1」 (96')  → amazon
セネガルのバンドの復刻盤(?) セネガルということで、当然中南米との交流の匂いたっぷり、アフロキューバンな雰囲気たっぷりです。 軽快なルンバ調やンバラ調の曲、コリっとしたギター、優雅なホーン隊が加わり、心地良いグルーヴを紡ぎ出します。ジャンベ、トーキングドラム等、各種太鼓も良い仕事しています。


★ OWLS・・・・・「OWLS」 (01')  → amazon
ディスコードの不気味なアルペジオとヨレ声が成すロー・ミュージックは多々あれど、彼らのような独特の悲哀を奏でてくれるバンドは滅多にいません。 capp'n jazz の再生というコンセプトらしいですが、同じ音楽性を辿らなかったのは大正解です。 この不安定さ、これぞ今の自分にしっくり来る音です。


★ PAULINE OLIVEROS・・・・・「ELECTRIC WORKS」 (65')  → amazon
現在も活動中の現代音楽の女性作曲家の電子音響曲集。 自作の電子機器を駆使したシステムを操作しながらリアルタイムで録った作品です。 現在の生騒音系と打込騒音系の両方の要素が入っています。 音自体の生命力がとても強く有機的で、聴く度に表情も違います。音響系好きな方にお奨めです。


★ PREMATURE EJACULATION・・・・・「NECESSARY DISCOMFORTS」 (93')  → amazon
CHRISTIAN DEATH時代からゴスの巨人だったROZZ WILLIAMSによるユニット。 彼のこなす多くのユニットの中でもとりわけ暗黒面が強烈に出た作品です。 ディスコードの音を只管コラージュし、重ねたダークアンビエント盤。 93年当時この音に反応はあったのでしょうか。 ROZZ WILLIAMSは1998年に自殺。


★ QUICK FIX KILLS・・・・・「SAINT SOMETHING」 (03')  → amazon
MY PAL GOD RECORDSに所属するバンドには、アヴァンギャルドな質感を残しつつも“唄”と“演奏”での整合に拘る、良質なバンドが非常に多いように感じます。 このバンドもNO WAVEやEMOを通過したフリーキーな演奏と、すっとんきょうだけど力強く唄い切るVoが印象的です。 同レーベル音源一覧もどうぞ。


★ RALPH ALESSI・・・・・「THIS AGAINST THAT」 (03')  → amazon
Tp奏者ラルフ・アレッシのリーダー作品です。 ドン・バイロン、デビット・ギルモア、ドリュ−・グラスというメンツと繰り出す音はひたすらダークでカッティングエッジ。 空間を生かした叙情的な美しい曲も入っていますが、全体像は不穏で暗黒度が高く刺激的です。 「VICE & VIRTUE」と一緒にどうぞ。


★ RANDY WESTON・・・・・「AFRICAN COOKBOOK」 (73')  → amazon
アフリカ移住後の作品はどれも好きですが、やはり一番はこれです。 表題曲のどっしりと重たいビートと、ベースライン、そこにパーカッションの連打と、それに負けないくらいパーカッシヴなRANDY WESTONのピアノが叩き付けられ、アっという間に異世界へ。 何処を切っても根源的グルーヴが溢れています。


★ DJ RAPTURE・・・・・「MINESWEEPER SUIT」 (02')  → amazon
ブレイクコア界隈とかそういう小さいレベルでは括れない歴史的MIX音源。ミュータント・ブレイクスに民俗音楽、チャートポップス等が音の垣根をあっさり飛び越えMIXされています。ここまでのボーダーレス観は本当に久しぶり。ファーストMIX(CD-R販売)はこちらでMP3でフルに落とせます。必聴ですよ。


★ RHYTHM & SOUND with TIKIMAN・・・・・「SHOWCASE」 (01')  → amazon
ミニマルダブの良作を生み出し続けたBASIC CHANNEL傘下のRHYTHM & SOUNDとBURIAL MIX。 この音源は、両所からリリースされたミニマルダブと、TIKIMAN(ドミニカのレゲエシンガー)をフィーチャーしたトラックが一枚にまとめられた物(?) 何故か日本では売れに売れました。


★ ROB PAINE・・・・・「WOR CD 01」 (02')  → amazon
フィラデルフィアのダブ・ハウス・レーベルのオーナーによるMIX-CDです。 ディスコ・ダブ調のものより、モロにルーツ物を四つ打ちにした物が多く、太いベースラインとキックの心地良さは格別です。 どのトラックもパーカッシヴだし、ラスタなヴォイス・サンプルにも溢れ、ありそうで実はあまり見かけられなかった音空間が広がっています。


★ ROY MONTGOMERY・・・・・「AND NOW THE RAIN SOUNDS LIKE LIFE IS FALLING THROUGH IT」 (99')  → amazon
様々なノイズ系、プログレッシヴ・ポップ系のバンドとスプリット音源等も出している、エクスペリメンタル的要素を多く含むバンドです。 冒頭から一瞬で辺りをデスなムードにしてしまう耽美ながら沈鬱なアンビエンス(生楽器中心) やたら低く抑揚の無いメロディを追うヴォーカルも、美しく荒んだ世界観を損ないません。


★ SABU MARTINEZ・・・・・「AFRO TEMPLE」 (03')  → amazon
BLUE NOTEでのPALO CONGAが有名なSABUの、入手困難だった名盤が、日本のみ限定再発されやっと手に・・・。内容は素晴らしいの一言。ラテンやアフロなパーカスにヘヴィかつマイナーなミニマルベースラインが絡み、陶酔させてくれます。 謎の爆発音やナレーションも含め、不思議な雰囲気を醸し出す逸品。


★ SAMIA FARAH・・・・・「SAMIA FARAH」 (99')
ON-UレーベルやLEE PERRYとの関わりもある、謎のフランス人女性シンガー、サミア・ファラーのファースト・アルバム。キュートなフランス語の女性Voがベースヘヴィなダブトラックや、煙た〜いジャズトラックの上に乗り(サンプリングセンスも抜群)、独特のストレンジなレゲエ〜ダブポップを創り出してます。名盤!


★ SAMPAGUITA・・・・・「SAMPAGUITA」 (73')
フィリピンの国花を堂々と名乗る70's Pinoy Rock(フィリピンのロック)女王。 フィリピン語で歌われる完璧なまでのロッキンな世界はただただカッコイイです。 丁度60〜70'sへのロックの流れの美味しい部分を抽出しており、サイケ風味の曲からビンテージなロックンロール・カヴァーまで美味しい所取りでグレイトな内容。


★ Si・・・・・「LET THE SPIRIT OUT」 (02')
有名ディジュリドゥ・プレイヤーのセカンドです。どうやって吹いてるの?という感じのタンギング、トゥーツ、など超絶技巧は勿論、アルバム・トータルの流れも秀逸だし(特に2〜6)、この手の音源にしてはMIXも素晴らしく、スピリチュアルに各出音が際立っています。曲調も達人ドラムによる変拍子がたっぷりで聴き手を飽きさせません。


★ SIX FINGER SATELITE・・・・・「THE PIGEON IS THE MOST POPULAR BIRD」 (93')  → amazon
BIG BLACKやMEAT PUPPETS、THIS HEATがゆる〜く混ざったような変態ジャンク・ノー・ウェイヴ・パンクな音。 しかし変態を演じきる知能犯である事は明白です。 一曲毎に訳のわからん小曲やSEがイントロとして配備されていて、アルバムの流れ等にも神経を使っている事が覗えます。 アルビニプロデュース。


★ SHY CHILD・・・・・「PLEASE CONSIDER OUR TIME」 (03')  → amazon
アナログシンセとドラム2人組です(→オフィシャル) 打ち込みを同機させて、プログレッシヴでポップな空間を作り出しています。とは言っても高尚感ゼロで何度も聴いてしまう作品です。WARP的電子音をポップ・ロックにしてしまったような感じでしょうか。邦盤にはROMZのJOSEPH NOTHINGのリミクス入ってます。


★ S.M.E.S.・・・・・「THE GOOD, THE BAD & ME」 (04')
8bitファミコンゴアの麒麟児。LYMPHATIC PHLEGMとのスプリットで既に虜でしたが、フルも凄まじいです。幼稚園児クラスの打込に呪怨系コポコポカタカタVoが絡むだけで終末感と独特の脱力した癒し感(!?)溢れる異様な世界が現れ出します。ハイセンスな良い病み方ですね。 →オフィシャル


★ スッパマイクロパンチョップ・・・・・「カエルに会えてよかった」 (99')  → amazon
原マスミに似ている、ということで買ってみましたが、とても良いです。 チャイルディスクからのスッパマイクロパンチョップのアルバムは、レーベルカラーのトイトロ、幼児ロニカ系と、自身のヴォーカルを合わせた意欲作です。 言葉も音も素敵だなあ。 CLUSTERの「ZUM WOHL」みたいな3曲目、好きです。 →本人掲示板


★ SONS OF OTIS・・・・・「SONGS FOR WORSHIP」 (01')  → amazon
聖典『JERUSALEM』にも匹敵する、宇宙指数が限り無く高いスペース・ドゥーム・スラッジ・エクスペリメンタル。この手の音はダブ好きな知人に貸すと、返ってこない(帰ってこない)んです。成程方法は違えど目指す所は近いのかも知れずと、思ったりも。ジャケの頬にかたつむりがついた地蔵が襲って来る感覚が味わえます。


★ SPACEWAYS・・・・・「TRAD」 (97')  → amazon
ダブもヒップホップもジャズも民俗音樂も混入されているという、ある種ブリストルの典型的な音ですが、個人的にマッシヴ・アタックより、スミス&マイティより聴き倒したのは彼らでした。聴き易い音選び+陶酔度が異様に高い微細なアレンジが秀逸なハマり盤。コリン氏はALPHAで新たな陶酔を探求しています。


★ SPACEWAYS INCORPORATED・・・・・「VERSION SOUL」 (02')  → amazon
シカゴのサックス奏者KEN VANDERMARKが中心となり、ドラムにHAMID DRAKE、ベースにNATE MCBRIDEを加えたトリオ。 VANDERMARKの音楽遍歴を表すようなダブ、ファンク、バップ、フリージャズが一曲毎に演奏されています。 飽くまでジャズ的なトリオ編成での演奏ですが、癖の強い演奏と展開はさすがです。


★ SPASMOM・・・・・「SPASMOM」 (97')
SPASMOMのファーストです。 ヴァーリトゥード・コア極北。 平均1分のショートカット・ハードコアな音の中に、これでもかと転調や他ジャンルを詰め込んでいます。 ダブ風、スカ風の曲もブッ壊れ加減が素晴らしいです。 笑ってしまうくらい(失礼)テンションの高かったライヴそのままの音がここに詰まっています。


★ THE SPINY ANTEATERS・・・・・「CURRENT」 (96')  → amazon
ノイジーな轟音ギターにつぶやきヴォーカルということで、やはりシューゲイザーっぽい部分はあるのですが、何やらオマンチェ風味のしょぼいグルーヴも感じます。 ただ、マイナーな循環コードが中心で、加えて駄目ヴォイスのせいもあり、どうしても暗くショボくなってしまう所がこのバンドの良い所です。 →オフィシャル


★ DJ STARSCREAM ・・・・・「ABUNAII SOUNDS - TATAKU ON YOUR ATAMA」 (03')
SLIPKNOTのDJという事と、タイトルのバカさ加減でヒいてはいけません。激速、ノイズ、うたものをゴチャ混ぜて、カオスパッド触りまくりで繋いでゆきます。イカレDrum'n BassのMixものとして、なかなかの完成度です。ブレイクコア好きにも勿論ですが、DHR系(特にBOMB20等)が好きだった方にも是非お薦めしたい逸品です。


★ STEVE FISK・・・・・「999 LEVELS OF UNDO」 (01')  → amazon
SUB POP周辺でかなり昔からプロデューサーとして活躍してきたSTEVE FISKのアルバムです。 無茶な使い方をされたアナログシンセの音色がとても良い感じに捩れていて、心地良いです。 オフビートの曲、バンドサウンドの曲もありますが、一貫してオルタナ・ダンスを追求しておられます。 変態ダンス・サウンドが欲しい方に。


★ STEVE MACLEAN ENSEMBLE・・・・・「THE OPPOSITE OF WAR」 (00')  → amazon
ピアノ、ギター、ベース、ドラムスのシンプルなジャズ・ロックなのですが、フュージョンやプログレ入ったタイプの物とは一線を画します。ディスコードや変拍を繊細に絡ませて、延々とミニマルな楽曲を紡いでいきます。ジャーマンロックへのオマージュ的な曲もあり、独特の宇宙観を表しています。変態大人たちの敷居の高いお遊び。


★ SUN CITY GIRLS・・・・・「TORCH OF THE MYSTICS」 (90')  → amazon
有名天才極ロー・トリオの90年作品。 インナーにヒンドゥーの神々が溢れていますが、内容はインチキ民族音楽たっぷりです。 爆笑カバートラックもバッチリ。 ワンコードの演奏に御経のようなダルダル声が乗るだけの曲も多いですが、細かい小技やタイム感の完璧さに天才ぶりが見え隠れしてます。


★ 高柳昌行/阿部薫 ・・・・・「集団投射-Mass Projection -」 (70')  → amazon
世界中のフリージャズ、即興音楽、ノイズを志す音楽家の指針である両者の演奏は、本気の殺し合いです。 終わった後には、骨も皮も残らなかったでしょう。 音楽で自我を放出する事以外に何も無い。 誠実な音楽家の鑑です。 1970年、渋谷『ステーション'70』での演奏録音です。


★ TELEDUBGNOSIS・・・・・「MAGNETIC LEARNING CENTRE」 (03')  → amazon
GODFLESH、PRONG、SWANSのTED PARSONS、マルチプレイヤーGREG GRINNELL、コントラバスのTONY MAIMONEによるユニット。ON-UやBILL LASWELL系の多国籍で暗黒なダブサウンドです。WORDSOUND系ダブらしく実験的要素満載ですが、暗黒で深く美しい重低音世界です。


★ THEMSELVES・・・・・「THE NO MUSIC」 (02')  → amazon
ANTICONで最もイカれたヘロヘロフロゥのラッパーと、マッドサイエンティストなトラックメイカーのタッグのセカンド・アルバムです。 ジェルのトラックの、音色とリズムへの探究心は更なる高みへ辿り着き、呼応するドーズのライミングは水の如く滑らか也。 まさに表題通りの吸引力で、他ジャンルをグイグイ呑み込んでいくような作品です。


★ 友川かずき・・・・・「まぼろしと遊ぶ」 (94')  → amazon
友川かずきの数多くの名曲、名盤の中でも特に好きな逸品。 異様なエフェクトか改造によって音色が変化された吉沢元治のベースは理論を飛び越え、獣のように友川のストロークと言葉に絡み付いています。 音響的側面と詩情的側面が高次元で結び付いた稀な作品です。


★ TORSOFUCK & LYMPHATIC PHELGM・・・・・「SPLIT」 (02')
最低のスプリット。フィンランドの打ち込みゴアグラインド、TORSOFUCKとブラジルの重鎮LYMPHATIC PHLEGMとの腐敗臭漂いすぎな音源です。私も10年前、高校で風呂敷かぶった二人組打ち込みグラインドコア(QY使用)をやっていたので、こういった音にとても親近感が沸きます。 「ゲヴォオォォォ!!」


★ TWILIGHT CIRCUS・・・・・「HORSIE」 (99')  → amazon
素晴らしきDUB EXPERIMENT! DUBHEADで知られるオランダのライアン・ムーアによるソロ・ユニットの音源。 凡百のダブとはウェイトが違います。 地道なトレーニングで鍛え上げられたSヘヴィ級のナチュラルパワーDEATH。 最近出たDJ.SPOOKYとの共作も素晴らし過ぎる深く重いDUB-HOP名盤!


★ ULAN BATOR・・・・・「EGO : ECHO」 (00')  → amazon
フランスの素晴らしきアヴァン・ロック・バンド。 NO WAVEからHARDCORE、FOLK等、幅広い音楽素養が見れるIQの高いサウンドを聴かせてくれます。 美しいナンバーとハードな楽曲の対比等、アルバム構成にも拘りが見えます。 何故かALLMANのサイトでYOUNG GOD特集をしていたので、そちらもご参照あれ。


★ VOLTA DO MAR・・・・・「AT THE SPEED OF LIGHT OR DAY」 (01')  → amazon
ARBORVITAE RECORDSより。所謂ポストHC的な音を鳴らすバンドですが、とりわけ楽曲の質が高かったので取り上げてみました。プログレッシヴな楽曲は勿論、静動の付け方、美しさと激しさの際立たせ方を分かっている方々です。Clikatat Ikatowi等からMercury Program辺りが好きな方にまでお薦め出来そうな逸品。


★ WALKMEN・・・・・「EVERYONE WHO PRETENDED TO LIKE ME IS GONE」 (02')  → amazon
ex.JONATHAN FIRE EATERのバンド(→オフィシャル) 何度か聴いている内に手放せなくなりました。 ボノとトム・ヨークの中間なVoがとても切なくボロボロに頑張っている中、フィッシュマンズの「ロングシーズン」ぽいKeyが、デスな空気を醸し出します。 だけれども聴後は不思議と爽やかで温かい、サイケポップ珍盤。


★ WARHORSE・・・・・「AS HEAVEN TURNS TO ASH」 (01')  → amazon
静かな湖畔と涅槃を往き来するバンドです。不気味な叙情性やポストロック風味も兼ね合わせたヘヴィ・ストーナー・サウンド。メタルやモダンヘヴィネスっぽさゼロで、ここまでヘヴィな音に既聴感が無いです。同名の70'sヘヴィサイケのバンドとは関係ありません(こちらもカッコイイが)


★ WARSAW VILLAGE BAND・・・・・「PEOPLE'S SPRING」 (04')  → amazon
ポーランドの東欧フォーク/トラッドを演奏するバンドなのですが、レベル・ミュージックとしてのトラッド・バンドという匂いがたまりません。完全にパンクですよこれは。伝承舞踊曲、エレジー、等が猪突猛進に演奏されていきます。ダブっぽい処理が見受けられたりも。一曲目のイントロからかなり燃えます。


★ WEAKENER・・・・・「WHAT AT DO YOU KNOW ABOUT IT」 (98')  → amazon
大好きなWORDSOUNDレーベルとミック・ハリス大先生のコラボレート。 まさに夢の狂演といっていいでしょう。 WORDSOUND系ダウンビートにミック・ハリスお得意のダーク・アンビエンスが被さり、これ以上無いというくらい鬱屈した、まさにデス・ビートが聴けます。死にたい方へ。


★ WORDSOUND I POWA・・・・・「LIVE FROM THE PLANET CROOKLYN」 (96')  → amazon
もう何年もラックに入りっ放しです。DUBADELIC関連(?)のWORDSOUND作品という事で、UGブレイクではありません。ダブです。それも極悪な物で、凄まじき低音にジャズブレイク、ムンベまでが混入され、ハイセンスなサンプルが飛び交い、阿鼻叫喚の世界です。ON-Uやブリストル、NY系の“飛び”を愛する人なら必聴です。


★ XASTHUR・・・・・「TLEPATHIC WITH THE DECEASED」 (04')  → amazon
一人ブラックメタル in USA! しかも4枚目です。 BURZUMが腐ったような(褒め言葉です)ダークアンビなシンセとQY系の安過ぎる打ち込みブラストが、ゴンチチ以上に癒し系です。 聴いていると勇気が沸いてきて、人生に希望が持てる名作です。 こういう人の作品を皆もっと愛聴すべき。


★ XIU XIU・・・・・「A PROMISE」 (03')  → amazon
5 Rue Christineより。物凄い勢いで未だに売れてます。知人の通販レコ屋でも2003一番売れた中の一枚だそうです。世も世ですな。ただ、楽曲の質と実験性の見事な融合、そして来日公演でも見せてくれた切ない唄声は本物です。素敵なジャケと共に後世に残るであろう怪作。ただ、新作は今作ほど売れて・・・。


★ YOUNGSBOWER・・・・・「RELAYER」 (02')  → amazon
グラスゴーのリチャード・ヤングスとマシュー・バウワー(スカルフラワー、トータル等)によるユニットの音源。生楽器と電子音のバランスが素晴らしく、また民俗楽器音源を細かく貼っており、祝祭的なサイケデリアを醸し出しています。微細なクォンタイズのズレやポリリズミックなライヴ感も、この系統では独特な物です。 VHFより。


★ :ZOVIET*FRANCE:・・・・・「COLLUSION」 (92')  → amazon
音響、エクスペリメンタル全盛の最中に彼等を知った一見野郎ですが、なんだか最近の音源は個人的に中庸な感じを受けました(えらそうに) 全ての作品を網羅した訳ではありませんが、音響作品としては以前のインダストリーな暗黒質感があった時期が好きです。 詳しいディスコグラフィ等はこちら


★ V.A.・・・・・「CANBODIAN ROCKS」 (96')  → amazon
60年代末〜70年代初頭のカンボジアのガレージ集です。ヘヴィなギターリフにエキゾで民謡調の女性Voが乗り、第三国ガレージの中でも最上級のストレンジなロックが満喫出来ます。この盤にはタイトルやアーティスト表記がありません。ここに収録されているアーティスト達がポルポト政権後どうなったかはこちらをご参照下さい。


★ V.A.・・・・・「GHANA SOUNDZ〜AFROBEAT FUNK & FUSION IN 70'S」 (03')  → amazon
ガーナの70'sアフロビート編集盤。編者の幾年にも及ぶガーナ通いと、情報の無い中での探索、編集作業の結果、とんでもないコンピが生まれました。ある意味フェラのアフロビートに出会った時より衝撃がありました。本物の闘争音楽。血と汗と涙の結晶のような逸品です。


★ V.A.(O.S.T.?)・・・・・「HELLSPAWN」 (98')  → amazon
テクノとロックのアーティストのコラボレートが話題になった『SPAWN』のサントラに対抗して、「甘っちょろい事してんじゃ無イヨ、オマイラ!」とばかりにEARACHEから放たれた架空サントラです。デスメタル勢とガバ・ノイズ勢のコラボレート(ゲボ声と馬鹿速BPMのガバ・ビート)が成す楽曲は私を爆笑の渦に引き込んでくれます。


★ V.A.・・・・・「JUNGLE EXOTICA」 (97')  → amazon
民俗音楽とロカビリー、スウィング、サーフが渾然一体となった、いかがわしさ満点の50'sモンドコンピ。猛獣の声や鞭で叩く音、エロ声等のSEがたまりません。変態キャバレー音楽としても、タランティーノ映画のサントラとしても使えそうな最狂の一枚です。Vol.2もお薦めです。


★ V.A.・・・・・「SIN FRONTERAS NI BANDERAS Vol.1」 (01')
BASEをうろついてて偶然見つけた究極の中南米DIY/PUNK/HCバンドのコンピ。エクアドルやプエルトリコ、ペルー、アルジェニア、エスパニア、やはり国によってクラスト色が強かったり初期パン風だったり色があります。既に名を馳せている@PATIA NOはやはり別格ですな。当然音質は劣悪也。こちらで通販出来る模様(?)


★ V.A.・・・・・「THAI BEAT A GO GO Vol.1」 (04')  → amazon
微笑みの国タイの60年代のガレージ集。 カンボジアよりは幾らか欧米寄りですが、充分にストレンジな辺境サウンド。 タイ語で歌われてたり英語だったりしますが、この周辺は基本的に歌は民謡調の旋律なんですなぁ。 ラストの安易過ぎるムエタイ音楽といい、インチキ臭さ満載のグレイトモンドガレージ盤。





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